ポルトガルと聞くと、焼けた石畳、炭火焼きイワシの香り、断崖に打ち寄せる大西洋、そしてグラスに注がれたポートワインが思い浮かびます。けれど、いざ旅を計画するとなると、いつ行くのがベストなのか、費用はいくらかかるのか、自分たちで手配できるのか、それともツアーにしたほうがいいのか、といった疑問も出てきます。私たちも毎回同じことを考えるので、その気持ちはよくわかります。☺️
そこで、旅の計画に役立つ情報を3つにまとめました。毎朝更新しているツアーと航空券の最新料金予約時期と予約するものの簡単な目安です。

ポルトガルの見どころと楽しみ方
地図で見ると小さなポルトガルですが、驚くほど多彩な魅力があります。南部には、陽光あふれるアルブフェイラや、絶景で知られるベナジル洞窟のあるアルガルヴェ地方があります。ラゴス周辺のロマンチックな断崖や、落ち着いた漁師町オリョンも見逃せません。サーファーにはエリセイラやカラパテイラ、大波を見たい人にはナザレがおすすめです。
リスボン周辺では、童話のようなシントラや優雅な海辺の町カスカイスへ。少し足を延ばせば、中世の町オビドスや巡礼地ファティマがあります。リスボンから北へ向かうと、大学の町コインブラ、バロック建築が美しいブラガ、そして国の誕生の地ギマランイスに出会えます。
ワイン好きにとっては、段々畑のブドウ畑や川下り、小さな町ラメゴが魅力のドウロ渓谷が格別です。もちろん、産地で味わうポートワインも外せません。雄大な自然を満喫するなら、セラ・ダ・エストレーラ山脈やペネダ・ジェレス国立公園へ。荒々しくも美しいアレンテージョ地方のコスタ・ヴィセンティーナと、歴史あるエヴォラもおすすめです。島へ行くなら、緑豊かなマデイラ島と中心都市フンシャルアゾレス諸島が待っています。
ポルトガルへの旅行におすすめの時期
ポルトガルはほぼ1年を通して旅できますが、多くの旅行におすすめなのは4月から10月です。私たちが特に快適だと感じるのは春と初秋(4月〜6月、9月〜10月)。暖かくても暑すぎず、宿泊料金も比較的手頃で、観光地も混雑しにくい時期です。ツアーは4月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月出発のプランが見つかるので、旅の目的に合わせて選べます。
夏のピークシーズンである7月と8月は、アルガルヴェのビーチが主役です。海水温が最も高くなる一方、料金も人出も増えます。海水浴と日差しを楽しみに行くなら、その点を考慮しておきましょう。一方、リスボン、ポルト、エヴォラなどの町を観光するには夏は暑すぎることもあり、私たちはピークを外した時期を選ぶことが多いです。
冬も選択肢から外す必要はありません。ポルトガル本土の南部では15〜18°Cほどになる日もありますが、雨や風が多く、セラ・ダ・エストレーラ山脈は雪に覆われることもあります。マデイラ島は年間を通して穏やかな気候です。大陸部がどんよりしやすい時期には、マデイラ島とアゾレス諸島が特におすすめです。
ポルトガルでは、海やブドウ畑、町でさまざまな体験ができます。私たちの実体験から、ぜひ旅に加えてほしいものをご紹介します。
ポルトガルへの行き方
チェコからポルトガルへ行くなら、最も簡単なのは飛行機です。玄関口となるのはリスボンで、プラハから直行便または乗り継ぎ1回で行けます。北部を訪れるならポルト、南部やアルガルヴェを目指すならファロ空港が便利です。島へはフンシャル(マデイラ島)やポンタ・デルガダ(サン・ミゲル島、アゾレス諸島)へ飛びますが、通常はリスボンで乗り継ぎます。ポルトガル本土までの飛行時間は、乗り継ぎを除いておよそ3.5〜4時間です。
車の場合、チェコからフランスとスペインを経由して片道約2,700km。2〜3日かかるため、長期周遊など特別な場合を除けばあまり現実的ではありません。通常の旅行なら飛行機のほうが安くて早く、車は現地で借りるのがおすすめです。チェコからのフェリーは関係ありませんが、アゾレス諸島では島間の移動にフェリーを利用できます。
現地でのレンタカー
ポルトガルで車を借りると便利なのは、アルガルヴェ、ドウロ渓谷、アレンテージョ地方、マデイラ島を巡る場合です。村やブドウ畑、ビーチは車がないと回りにくく、公共交通機関も限られています。一方、リスボンやポルトの市内観光だけなら車は不要です。狭い道や高い駐車料金を考えると、かえって不便になることもあり、公共交通機関と電車で十分です。
- 予約先:繁忙期は現地で借りると料金が高く、在庫切れになることもあるため、事前にレンタカー比較サイトで予約するのがおすすめです。
- 保険:免責額と追加保険の内容を確認しましょう。基本補償だけでは足りないこともあります。
- デポジット:レンタカー会社はカードに返金可能な保証金を一時的に確保します。利用枠に余裕を持たせておきましょう。
- 有料道路とフェリー:罰金を避けるため、ポルタジェン用の車載器を利用しましょう。アゾレス諸島では島間フェリーも考慮してください。
ポルトガルの宿泊エリア
ポルトガルは宿泊施設の選択肢が多く、比較的手頃な料金で泊まれます。町を巡るのか、ビーチを楽しむのかによって選び方が変わります。
- 都市(リスボン、ポルト、コインブラ) – 徒歩で観光しやすい中心部のゲストハウスやアパートメントが便利です。リスボンとポルトは料金が高めなので、早めの予約がおすすめです。
- アルガルヴェとビーチ – アルブフェイラのリゾートホテルから、ラゴスやオリョンの静かなアパートメントまでさまざまです。夏は早めに予約しましょう。
- 田園地帯、ドウロ渓谷、山間部 – ワイナリーの宿(キンタ)、農村宿泊施設、小さなゲストハウスが見つかります。静かに過ごせて、料金と内容のバランスも良好です。
- マデイラ島とアゾレス諸島 – フンシャルから小さな村まで選択肢があり、島ならではの温かなもてなしを感じられます。
具体的な宿のおすすめは、各記事とこのページのおすすめ宿泊施設のセクションで紹介しています。基本的には、繁忙期は早めに予約し、オフシーズンは割引を待つのがよいでしょう。



ツアー旅行と個人旅行、どちらを選ぶ?
正直なところ、旅のスタイルによって変わります。私たちなりに比較してみました。
ツアーがおすすめなのは、こんな場合です。
- アルガルヴェのビーチでのんびり過ごしたいけれど、手配に時間をかけたくない。
- 航空券、送迎、ホテルがセットになった手軽さを重視したい。
- 最大39%の直前割が見つかり、自分で手配するより安くなる。
- 初めての旅行なので、安心感を重視したい。
個人旅行がおすすめなのは、こんな場合です。
- 町、山、ワインを組み合わせて
- 車を借りて、ドウロ渓谷やアレンテージョ地方、マデイラ島をロードトリップしたい。
- サーフィン、試飲、トレッキングなど、リゾートの外で特別な体験をしたい。
- 航空券や宿泊費が安いオフシーズンに旅行する。
私たち2人は組み合わせるスタイルが気に入っています。町巡りや周遊旅行はレンタカーを借りて個人で計画し、アルガルヴェでビーチを楽しむだけの旅行なら、お得なツアーを探します。迷ったときは、両方の費用を比べてみてください。意外にもツアーのほうが安いこともあれば、自由旅行に軍配が上がることもあります。
予算:ポルトガルの1日の費用
1人あたりの1日の予算目安です(航空券・現地までの交通費を除く)。ポルトガルは西ヨーロッパの中では比較的手頃ですが、リスボン、ポルト、夏のアルガルヴェは高くなることがあります。
| 旅行スタイル | 宿泊 | 食事 | 交通・アクティビティ | 1日合計 |
|---|---|---|---|---|
| バックパッカー | 400〜30 €(ホステル、相部屋) | 300〜18 €(市場、日替わり定食) | 200〜16 €(公共交通機関、徒歩) | 約900〜60 € |
| スタンダード | 1,000〜70 €(ゲストハウス、アパートメント) | 500〜30 €(1日1回のレストラン) | 500〜35 €(レンタカー、入場料) | 約2,000〜140 € |
| 快適重視 | 2,500〜180 €(4つ星ホテル、キンタ) | 900〜60 €(質の高いレストラン) | 1,000〜80 €(ツアー、試飲) | 約4,400〜320 € |
計画段階で節約する方法
予約のタイミングを押さえれば、ポルトガル旅行の費用は上手に抑えられます。私たちが実践しているポイントをご紹介します。
- 航空券は夏なら2〜4か月前を目安に購入し、オフシーズンはセールを待つのがおすすめです。週末を避けた安い便もチェックしましょう。航空券は検索ツールで探せます。
- ツアーはお得な時期が2回あります。早期予約なら冬や早春のツアーを秋から購入でき、直前割は出発の数週間前に見つかることがあり、割引率は最大39%に達する場合もあります。最新のツアーをチェックしてみてください。
- リスボン、ポルト、夏のアルガルヴェの宿泊施設は早めに予約しましょう。直前になると高い施設しか残っていないことがあります。一方、田園地帯やオフシーズンなら、割引を待つのもおすすめです。宿泊施設のおすすめは上記をご覧ください。
- ベナジル洞窟へのクルーズやドウロ渓谷での試飲などのアクティビティは、繁忙期にすぐ満席になります。早めに予約し、事前予約がおすすめのものを確認しておきましょう。
出費がかさみやすいのは、観光名所のすぐそばにある観光客向けの飲食店(通りを2本ほど離れるだけで変わります)と、空港からのタクシーです。公共交通機関や配車アプリを利用しましょう。小さな工夫ですが、1週間の旅行ならかなり節約できます。
実用情報
- 言語:公用語はポルトガル語ですが、観光地では英語で問題なく通じます
- 支払い:ほとんどの場所でカードが使えますが、小さな市場や田舎のタスカ、駐車料金の精算機ではユーロの現金があると安心です(ポルトガルはユーロ圏です)。
- 通信:手軽なのはeSIMです。出発前に設定しておけば、到着後すぐに通信でき、現地SIMを探す必要もありません。ポルトガルの通信エリアはとても良好です。
- 安全:ポルトガルはヨーロッパでも特に安全な国の1つです。リスボンやポルトの観光中心地、特に路面電車28番ではスリに注意しましょう。
最後に実用的なアドバイスを1つ。車で移動する場合は、高速道路の電子料金制度(ポルタジェン)に気をつけてください。自動決済のみの区間もあり、登録していないと罰金になることがあります。レンタカー会社が車載器を貸し出している場合は、利用するのがおすすめです。
